SEO寓話

SEOへの理解をより深めるための物語を綴るカテゴリです。このカテゴリに追加される記事はすべてフィクションであり、実在の人物、団体、企業、事件等とは一切の関係がありません。また、実験的な試みなので、いつまで続くかはわかりません。反響がよさそうなら続けたいと思っています。

リスティング広告というものは、試してみるのに大した障壁がないぶん、やめるときにも大した障壁はない。リスティング広告を試してみた、という会社は多い。しかしその多くは継続するには至らず、適当なところで出稿をやめてしまう。その男もまた、過去に試してみたもののすぐに撤退した者の一人だった。 → 続きを読む

企業による一方的な売り込みや自慢をサイト上にいくら詰め込もうと、それはネットの片隅にうち捨てられた独り言のようなもので、検索されず、共有されず、リンクされない。一方、人の役に立ったり楽しませたりするコンテンツは、検索され、共有され、リンクされる。 → 続きを読む

世の中には、どんなことでもすぐに勘所をつかんで素早く上達する者と、そうでない者がいる。それはSEOにおいても同様だ。その男は要領が悪く、数年遅れで同じ業界に参入してきた後輩に対しても、優位を誇れたのはわずかな期間でしかなかった。男と後輩はどう違っていたのか。 → 続きを読む

業務用機械を販売するある会社の社長は、パソコンの画面を眺めて怒りに近い感情を覚えた。見ていたのはSNSのニュースフィードだった。そこにはある男の投稿が表示されていた。その男とは何回か顔を合わせたことはあるが、親しい付き合いはない。地元自治体が主催するウェブ活用の勉強会で知り合い、その後SNSでつながっているだけだ。 → 続きを読む

古くから木工家具の生産が盛んなある地域だった。わずか数社で構成される家具製造の同業者組合では、組合員たちがECへの参入を検討していた。組合員たちにとって主要な納入先だった複数の大手家具ブランドが、高い国内生産品から安い海外生産品へと、主力の取扱商品を変化させていることが背景にあった。 → 続きを読む

独立したばかりのその弁護士には、仕事も金もなかった。彼はウェブから集客することを考えた。そのために彼はまず、自分自身のウェブの使い方を分析した。彼のウェブ利用時間のうち、6割程度が検索を使った調べ物だった。その検索の大半を占めていたのは、不足している知識を補うための検索と、抱えている悩みや問題の解決策を探るための検索だった。 → 続きを読む

1998年、日増しに暖かくなる気温に気持ちも緩みがちになる春の日のことだった。画面の向こうのチャットルームは、世界中のスパマーたちで賑わっていた。時刻は午後10時。アジアのスパマーにとっては夜、ヨーロッパのスパマーにとっては昼。そろそろアメリカのスパマーたちも起きてくる。 → 続きを読む