検索を通じて、またはソーシャルメディアを通じて、コンテンツを流通させたいと考えるとき、文章力はほかのどんなスキルよりも重要なものです。まとまった時間を割いてでも文章力を鍛えることは、多くの人にとって今後の強みになることは間違いありません。ライティングスキルを伸ばしたい人のためのおすすめ書籍を紹介します。

ライティングを学ぶ

僕は今でこそウェブ関連のスピーカーやライターの仕事をしていますが、文章を書くことについて専門的に学んだことはありません。そういうわけですので、今までに書いた二冊の書籍や、数知れず書いた雑誌の記事、そして去年始めたブログなどで文章を書く機会は多いものの、その文章術はすべて独学によるものです。

そんな僕ですが、文章作成にあたって非常に参考になった本がいくつかあります。実際には20冊程度の書籍が僕を導いてくれているのですが、今回は僕の文章に強い影響を与えた書籍を厳選して5冊だけ紹介したいと思います。これらの書籍はどれも実践的なものばかりで、レポートや企画書、論文、ブログ、雑誌の記事などの文章を書く際には、すぐに役立つものばかりです。

参考書籍 厳選5冊

人の心を動かす文章術

人の心を動かす文章術作文をうまく書けない若者が増えている。これは「ありのままを書け」とか観念的な「精神論」を押しつける悪しき作文教育の影響ともいえる。文章を書くことはまず、テクニックであり、基本的なテクニックさえ知れば、誰でもそれなりに文章は書けるようになる。

本書は6万通を超える添削指導をした小論文指導の第一人者である著者が、豊富な例文や添削例をもとに、多くの人が陥りやすい問題点を総点検しつつ、読む人の心を動かし、面白い文章を書くノウハウと作文の楽しさを教える本である。

筆者の添削によって駄文が見違えるように良くなるあたりは見事で、まさに文章のコツを知る上で欠かせない一冊です。なお残念ながら新品は手に入りにくい状況のようです。

わかりやすいマニュアルを作る 文章・用字用語ハンドブック

わかりやすいマニュアルを作る 文章・用字用語ハンドブック初心者にも経験を積んだ人にもわかりやすく、親切なマニュアルはどうすれば作れるか。マニュアルの文章の基礎、用字・用語、単位などを具体的に紹介。そのまま使えるテクニック集。改訂新装版。

文章に関する学問的な解説でも一般的な文章の書き方の解説でもなく、現場のテクニカルライターが日ごろ実践している具体的な技術を示す書籍。

何かを説明する文章を書く場合に使えるテクニックが満載されていて、僕個人としては雑誌や書籍の原稿執筆で非常に役に立ちました。

「分かりやすい文章」の技術

「分かりやすい文章」の技術文章が下手ではみんなに読んでもらえない!「目的を達成する文章」はどう書くか。日頃、読み書きする文書には必ず、お知らせ、お願い、報告などの「目的」がある。

あなたの書いた文章は「目的」を果たしているか? あなたが受け取った文章は、読んで「なるほど」と思えるか? プレゼンテーションの鉄人が教える「目的」を正しく伝える文章を書くための18のテクニック。

「分かりやすさ」を追求した多数の著作のある著者の作品。同じ著者の他の作品も素晴らしく役に立ちました。新書版で値段が安いのも魅力です。

おとなの小論文教室。

おとなの小論文教室。ビリビリくるリアル感に引き込まれて読んでいくと、あなたも何か表現したくなる。「考える」習慣がついてくる。

自分の頭で考え、自分の想いを、自分の言葉で表現したいという人に、「考える」機会と勇気、小さな技術を提供するまったく新しい読み物。「ほぼ日刊イトイ新聞」大人気コラムの単行本化。読むときっと、何か表現したくなる。

気持ちのこもった文章で綴られており、読み進めるほどに気持ちが引き締まると同時に盛り上がってきます。伝える、表現する、ということについて深い洞察が得られる良書です。続編もおすすめです。

日本語の作文技術

日本語の作文技術実用的文書の鉄則はわかりやすいこと。あの新聞記事もあのベストセラーも大臣の国会答弁も裁判の判決文も大企業のお詫び広告も(日本語なのに)、どうしてこんなに意味がわかりづらいのか。

日本を代表するジャーナリスト本多勝一が根本からわかりやすく徹底的に分析。原因は作文の技術力不在にあった。プロの文筆家や大学生たちの間で四半世紀以上も売れ続けるロングセラー。

単純明快、読む側にとってわかりやすい文章を書く。同氏の類書もとても参考になります。多少難解で読み進めにくいきらいもありますが、必読です。