HTMLドキュメントに含まれるすべての要素の中で、検索アルゴリズムは、このtitle要素の内容として記述された文字列に最も強い重み付けをします。title要素は文字通りそのドキュメントの表題を表し、そのドキュメントの内容を最も端的に表す文字列が入るべきところであり、適切なキーワードを含めることでSEOを効果的にします。

ドキュメント内で最も強い重み付けを受ける場所

ページ内のすべての要素の中で、検索エンジンのアルゴリズムが最も強く重み付けするのがこのタイトル要素です。記述はhead要素の子要素として、以下のように記述します。

<title>ドキュメントを的確に表すタイトル</title>

title要素の内容は簡潔かつ的確に記述する

title要素は検索エンジンが強い重み付けをする重要な場所ですが、内容の記述があまり長すぎると、検索結果での表示の際に後半部分が無視されたり、内容のキーワード出現頻度が下がり、そこに含まれるキーワード一つあたりの重要度を下げる結果になります。

文字数でいえば半角英数字なら40文字、全角なら20文字程度を一応の目安とし、できるだけ短くまとめる工夫をしましょう。

<title>デジカメカタログ</title>

上の例では、タイトルタグ内に含まれる単語は「デジカメ」「カタログ」の2つだけですから、タイトルタグ内でのキーワード出現頻度を考えるとき、それぞれの単語の出現頻度は50%と、高い数値を示します。これはSEOにおいて有利になります。

魅力的で簡潔なタイトルを考える

ただ単純に検索結果の上位のポジションが欲しいだけなら、ヒットさせたいキーワードだけをtitleの内容に記述することで、ある程度ポジションは取りやすくなります。しかし多くの検索エンジンがtitle要素の内容に記述された内容を検索結果のリストに表示ことを考えると、あまりにも色気のないタイトルでは、クリックされない可能性もあります。

<title>最新デジカメカタログ - SEO商店</title>

上の例では、使用されている単語が「最新」「デジカメ」「カタログ」「SEO」「商店」と5つに増えましたので、それぞれの単語のキーワード出現頻度は20%まで落ちてしまいました。対象キーワードが「デジカメ」だった場合、キーワードの密度だけで見ればはじめの例のほうが有利です。

しかし、最終的な目標は検索エンジンからのアクセスを誘導することにあるのですから、検索結果を見た人が思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルを考える必要がでてきます。ここで視点を変えて、次のようなタイトルについて考えてみましょう。

<title>▲▼▲日本初!黙っていても必ず儲かる夢のビジネス!今すぐクリック!▼▲▼</title>

このような過剰な宣伝文句が並んだタイトルを見かけることは少なくありませんが、検索エンジンのユーザーは、過剰な宣伝文句が並んだタイトルの先には有意義な情報は含まれないことを学習しています。逆に考えれば、簡潔で押しつけがましくないタイトルが好まれる、ということがわかると思います。この意味では先に2番目の例として挙げたタイトル、

<title>最新デジカメカタログ - SEO商店</title>

これなどはかなり良くできたタイトルであることがわかります。このようなタイトルの記述をおこなうことで、例えばユーザーがブックマークに入れた場合にも、後で見てそれがどこのサイトのものであるかなども一目でわかりますし、タブブラウザやテキストブラウザのユーザーにも親切です。

検索結果におけるランキングだけでなく、WebユーザビリティやWebアクセシビリティの向上にもつながりますので、ぜひ簡潔にページの内容を表す記述を心がけてください。

表題はページごとにユニークなものを記述する

表題はページごとにユニークなもの(固有のもの)を記述するようにし、ページ間で重複する表題がないようにします。表題はページに与えられたテーマをあらわすものですから、ページごとのテーマをはっきりさせ、ページごとに異なったものをつけるべきです。よくある間違いは、連番のタイトルです。たとえば次のようなものです。

<title>SEOについて(その1) - SEOブログ</title>
<title>SEOについて(その2) - SEOブログ</title>
<title>SEOについて(その3) - SEOブログ</title>

このような表題はユニークさ(固有度)に欠けるだけでなく、記事の内容を表していません。これではタイトルを見て内容を想像することができず、検索結果画面で検索者の興味を引くことは困難です。それぞれのページの内容に合った表題に書き換えるか、または3つのページを1つにつなげて、内容をよくあらわす表題に書き換えるのが良いでしょう。

<title>人はどんなときWeb検索するのか - SEOブログ</title>
<title>検索結果にふさわしいコンテンツとは - SEOブログ</title>
<title>求められるコンテンツを作る方法 - SEOブログ</title>

上のようにページごとにタイトルを変えても良いですし、それぞれのページが短いものなら、いっそそれらを結合して次のようにしてもいいでしょう。

<title>検索行動から作るべきコンテンツを予測する - SEOブログ</title>

なお表題は、検索結果画面でのリンクに使用されるほか、お気に入り(ブックマーク)登録時の見出しとしても使用されます。このため、サイト内に同一の表題が使用されているページが複数存在すると、これらを同時にお気に入りに登録した場合に区別がつかなくなります。これが原因で起きるユーザーの混乱も機会損失につながることを認識し、必ずページごとにユニークな表題を記述します。

title要素の内容とコピーライティング

表題にはそのドキュメントに合ったコピーを付けることが重要になります。適切なコピーをtitleタグの内容に使用することで、ユーザーの理解を助け、SEOを効果的に進めることが可能になります。コピーライティングについての注意事項をまとめると以下の通りです。

  • 気の利いた言葉よりも具体的な言葉を使用する
  • キーワードを含めて記述する
  • 同一のキーワードを繰り返して記述しない
  • 複数のキーワードを過度に盛り込まない
  • 表題はページごとにユニークなものを記述する
  • そのページの情報の内容を具体的に記述する
  • 過剰な宣伝文句を使用しない

その他の注意点についてはSEOコピーライティングを参照してください。またリンクベイティングによる被リンク構築も有用かもしれません。