効果的なブログを書くための考え方と行動指針について書かれた海外記事の翻訳です。ロングセラー書籍「7つの習慣」をベースに、効果的なブログのための習慣を解説しており、ブログを通じた情報発信やコミュニケーションにおいて役立つ指針となるでしょう。

この記事について

Communication Overtonesというブログに掲載された記事「The 7 Habits of Highly Effective Blogs」を和訳してお届けします。

この記事はPR業に従事する筆者が効果的なブログを書くための7つの習慣について説明したもので、個人でブログを書いている人にとっても、会社などの組織の中でブログを書いている人にとっても、共に参考になる行動指針がまとめられています。

初出は2006年2月21日と古いですが、このブロガーが今まで書いた記事の中で、つい先日の2006年11月27日時点でなお最も読まれているということでした。それだけ興味深い内容だということでしょう。以下はその訳です。

効果的なブログのための7つの習慣

効果的なコミュニケーションや関係構築には一定の原則があります。スティーブン・R. コヴィーの「7つの習慣」にあるような原則は、直感的で理解しやすいだけでなく、個人的な生活にも仕事上の生活にもあらゆる場面で適用可能です。

7つの習慣のそれぞれの原則は、ブログを書くこと、双方向のコミュニケーションをとるような場合にも、やはり完全に合致します。原則に沿ってブログを書くことは、個人にとっても会社にとっても、効果的な成長のためのよい材料になります。

習慣 1. 主体的な価値観を発揮しよう

自分の価値観を自覚することは、自分が行うコミュニケーションの要点を押さえることです。自覚すべき自分の価値観とは、例えば、正直さを評価することだったり、意義のある関係を構築することだったり、新しいことを学ぶことだったり、とにかく楽しむことだったり、といった具合です。ブログは書き手の主体的な価値観に基づいて書かれるべきです。

習慣 2. ビジョンとミッションを定めよう

私の個人的なミッションステートメントの一部には、Coveyのサイトで公開されている「Mission Statement Builder」を使って、わずか数分で作成した以下の行動指針が含まれています。

  • 私は常に、個人的・社会的生活の両面におけるコミュニケーションの質と深さを共にを向上させるように努めます
  • 私は、私が正しいと信じていることを貫き通すことを、決して怖れません
  • 私は、生涯学習と自己改善を常に継続します
  • 私は、私がそうされたいと思うのと同じようなやり方で他者に接します
  • 私は、自分自身を過剰な深刻さで受け止めることなく、笑いと楽しみで人生を満たします

私の価値観が行動指針にどう反映するかは、私の以下のミッションステートメントが守り抜かれるかどうかによって評価されます。現在のソーシャルメディアの生の声に、PRが受け入れられる方法を探し求めます(訳注: 原文の筆者は Public Relations の仕事をしています)。

習慣 3. 重要事項を優先しよう

さして重要でもない周囲からの強制的な予定に駆り立てられるようなことをなくし、最重要事項から順に手をつけるようにしましょう。この原則を全面的に守り続ける限り、そう多くのトラブルに巻き込まれることはなく、バランスがとれることに気付くでしょう。

私の目標は、平日は毎日1エントリずつブログを更新し、私の読者との関係を深めることです。それができてさえいれば、仕事から数時間離れたり、家族と時間を過ごしたりすることによって焦りを感じることはありません。

習慣 4. Win-Win を考えよう

ブログや他のソーシャルメディアは双方向の会話ですが、しばしば激しい意見の不一致が起こります。そこで、双方が Win-Win の関係になるように考えるためには、意見の不一致を引き起こした人々のことを考えるのではなく、一致しない意見そのものについて考える必要があります。

こうすることで前向きな議論が促進され、一人で孤独に考える以上のよりよい解決策をもたらす可能性が向上します(参考: 習慣6)。これこそが「ソーシャルメディアの魔法」なのです。

習慣 5. 相手を理解してから自分が理解されよう

コメント欄を使ってこの原則を守るのは最善の方法です。コメント欄において訪問者と執筆者が繰り返しやりとりし、それによってアイデアの理解が深まるような議論は、ブログにとって最善の議論です。つけられたコメントに寄せられたアイデアを理解し、執筆者が最終的な結論にそれを取り入れるようなことは、実現可能なことです。

習慣 6. 相乗効果を発揮しよう

互いに尊敬しあう共同体を形成することで、そうでなければ解決できなかったような問題を解決することができます。多数の人々の参加によってアイデアを洗練させることこそが、「1+1が3となる」ソーシャルコミュニケーションの魔法へと導くのです。

習慣 7. 自分を更新しよう

コンピューターの前に座っているだけでは、あなたはそう多くのことに恵まれることはないでしょう。私たちはみんな、身体の健康や、他者との交流、霊的な更新、精神的な成長、といったことを継続・回復する必要があります。こうしたことをしていれば、何か新しくて面白い会話のネタがもたらされるでしょう。

ロングセラー書籍「7つの習慣」について

完訳 7つの習慣 人格主義の回復以上が翻訳ですが、この翻訳にあたっては、冒頭にも出てきた書籍「7つの習慣」(スティーブン・R. コヴィー著)を僕が事前に読んでいたことが幸いしました。

このエントリは「7つの習慣」をベースに書かれており、まさに「7つの習慣のブログ版」といった内容だったからです。エントリの原文には少々漠然とした表現などもありましたが、僕がたまたまネタ元を知っていたために、理解も早く、翻訳も容易になりました。

このエントリに書かれている内容はそれほど難しくありませんが、それでも、ネタ元である書籍のほうを読まないことには理解しにくい部分も多くあるかと思います。特にこのエントリの「習慣 3」は、僕の感想では、書籍を読まない限り理解は難しいと思います。

この「7つの習慣」はよくある自己啓発本の一種で、僕は普段はその種のものは読まないのですが、この本に限っていえば大変な良書です。気になる方は是非ご一読ください。「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」。仕事においても私生活においても、必ずプラスになるはずです。