検索エンジン スパム(Search Engine Spam)についての解説。不正な方法でロボット型検索エンジンを攻略し、検索結果の上位を得ることを「検索エンジン スパム(Search Engine SPAM)」といいます。
検索エンジン スパム(Search Engine Spam)とは?
不正な方法でロボット型検索エンジンを攻略し、検索結果の上位を得ることを「検索エンジン スパム(Search Engine SPAM)」といいます。
ロボット型検索エンジンがインターネット上の道しるべとして利用されるようになって以来、現在に至るまで、様々なスパム手法が生まれ、実践されてきました。
それらの手法の多くは、ロボット型検索エンジンの検索アルゴリズムの高度化とスパム対策によって淘汰され、無効なものになっています。
しかし現在でも様々なスパム手法が存在し、それを使用する一部のアダルトサイトの運営者をはじめとする悪質なサイト運営者や、検索エンジンマーケッターやSEO会社などの自称「検索エンジン最適化のプロ」とロボット型検索エンジンとのイタチごっこが続いています。
検索エンジン スパムとペナルティ
大切なことは、悪質な検索エンジン スパム行為が発覚した場合、そのような行為を行ったページはロボット型検索エンジンからペナルティーを課される、ということです。各検索エンジンは、それぞれの独自の基準に則ってスパム
サイトを自動的に判別し、該当するサイトにペナルティを課します。
スパムに対するペナルティとは、具体的には以下のようなものです。
- 検索結果からの除外
- それほど悪質なスパム行為でない場合の措置で、単に検索結果リストの上位に表示されなくなる。最下位付近まで表示順位を落とすこともあれば、緩やかに表示順位を下げることもある。
- データベースからの削除
- 悪質なスパム行為を行った場合、次回のクロール時からクロール対象リストから除外され、データベースから完全に削除される。ページやディレクトリ単位の場合もあれば、ドメインごと削除される場合もある。
もしこれを読んでいるあなたがウェブ制作に関わる立場であったり、自社サイトのプロモーションのためにSEO会社にSEOやウェブポジショニングの依頼を考えている立場なら、「何がスパムで、何がスパムではないのか」、ということを知っておくことは、「プロモーションのために行ったはずの最適化が裏目に出る」などの事態を避けるためにも重要なことです。
正しい知識を持って行えば、SEOは効果的なサイトプロモーションの手段ですし、SEOを外部のSEO会社に依頼する場合でも、ペナルティーを受ける危険を回避することができるでしょう。
検索エンジン スパムの定義
検索エンジン スパムについてe-Brand Management LimitedのChief Technology Officer、Alan Perkinsは、White Paper: The Classification of Search Engine Spamの中で次のように定義しています。
- 検索エンジン スパム
- ロボット型検索エンジンの適合度を計算する能力に影響を及ぼすあらゆる人為的な試み
この定義は少々極端なもので、これだけで定義を完結するには不十分で厳しいものです。というのは、検索エンジンはウェブページの内外のあらゆる要素から適合度を計算するため、ウェブページはそれ自体がロボット型検索エンジンの適合度を計算する能力に影響を及ぼす人為的な試みの集合であるからです。これはそのページがスパムを行っているかどうかとは無関係です。
そこで次の定義「検索エンジン スパムではないこと」を除外することが必要になります。
- 検索エンジン スパムではないこと
- 検索エンジンが存在しなかったとしても同じように行われ続けること、または検索エンジンが行うことを許可していること。
この「検索エンジン スパムではないこと」の中で述べられている、「検索エンジンが存在しなかったとしても行われ続けること」という定義は非常に示唆に富んでいます。
例えば、古くからよく使われるスパム手法である隠しテキスト スパムは、人間の閲覧者に見せることを目的とせず、ロボット型検索エンジンのスパイダーにだけ読み込ませることを目的としてキーワードを配置するスパム
テクニックです。
このようなテクニックは「検索エンジンが存在しなかった」場合には当然使われ続けることはありませんから、明らかにスパムとみなすことができますし、ほとんどのサーチエンジンはこの手法に対してペナルティーを与えます。

