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SEOにおけるキーワード選定の基本

最終更新: 2011年08月08日 15:14

SEOの初期作業の中でも最も大切な作業が、このキーワードの選定です。キーワードの選定によって、サイトの構成やコンテンツが決まってきますし、アクセスするユーザーも絞られてきます。いかに戦略的なキーワードを選定できるか、というところで、ウェブサイトの制作から運営のすべてが決まってくると言っても過言ではないほどです。

キーワード選定の指針

キーワードの選定作業は、簡単に説明すると、サイトに関連したキーワードをできるだけ数多く抽出・選定する作業、ということができます。数多くのキーワードを持ち、そのキーワードに関連したページを数多く持つことで、ウェブサイトは入り口ページを数多く持つことになります。これによって、さまざまな層のユーザーにアピールするチャンスを得ることができるのです。

選定されたキーワードはそれぞれ、各ページやカテゴリのテーマになります。ヒットさせたいキーワードの数と同じ数のテキストベースのコンテンツを制作し、それぞれのキーワードで最適化しておけば、サイト全体が検索エンジンにヒットしやすくなるためです。

これらのことに注意し、サイト全体で扱うテーマに関連のあるキーワードを選定していきます。

キーワード選定の基本的な考え方

キーワードを選定する上での基本的な考え方は、大きく分けて2点、できるだけ数多く選び出すことと、ユーザーが検索に使用しそうなキーワードを選ぶ、ということです。

欠落のないようにまんべんなく
キーワードの選定は、できるだけ欠落のないようにまんべんなく選定することに注意しましょう。選定に漏れたキーワードがあれば、そのキーワードを使用して検索するユーザー層をまるごと失うことになり、サイトにとって大きな機会損失になります。
キーワードはユーザーの立場で選ぶ
キーワードの選定は必ず、ユーザーが検索に使用しそうなものを選定するようにします。ユーザーが実際にその情報を探そうとするときに、どのようなキーワードを使用して検索するか、ということを想像しながら、適切なキーワードを選定します。
特にB2Cのサイトでは、業界内で使用されている用語などをキーワードに使用してもあまり効果がないことには注意する必要があります。あくまでもユーザーの視点に立ったキーワード選定を心がけましょう。
ユーザーのニーズから類推する
サイトで提供している製品やサービスに対するユーザーのニーズをもとに、キーワードを類推します。例えば英会話学校のサイトであれば、ユーザーが英会話学校を必要とする理由から、キーワードを類推するのです。ユーザーが英会話学校を必要とする理由には、以下のようなものが考えられます。
  • 留学
  • 海外赴任
  • キャリアアップ
  • 海外旅行
  • 国際結婚
英会話学校がこれらの明確な目的を持ったユーザー層を取り込むことを目的とするなら、ここであげたものがすべてキーワードになり、またこれらに関連したさまざまなキーワードを抽出していくことができます。
競合サイトが使用しているキーワードを参考にする
競合サイトが使用しているキーワードを参考にさせてもらうのも一つの方法です。ここでいう競合サイトとは、同じテーマの商品や情報を扱っているサイトや、ユーザーにとっては同じ目的で使用される別の種類の商品や情報を扱っているサイトをいいます。具体的には次のようなサイトがを競合サイトということができます。
  • オフラインで競合している会社のサイト
  • オンラインで競合している会社のサイト
  • 同一の製品を扱っているが流通チャンネル異なる会社のサイト
  • 情報だけ(または商品だけ)を扱っているサイト
  • 代替することのできる製品・サービス・情報を扱うサイト
これらのサイトを調べることで、自サイトのテーマにそったキーワードを数多く抽出できる可能性があります。
同義語や表記の揺れへの対処
同義語や表記の揺れについては、原則的にはサイト全体を通じて統一した表記をおこなうようにします。ウェブサイトを発信する側としては、同義語や表記の揺れについても、それぞれの表記をすべて網羅したくなるものですが、やはり同義語や表記は統一して使用するべきです。理由は以下のようなものです。
サイト全体の統一感を保つ
表記を統一することでサイト全体の統一感を保ちます。同一のページ内でまちまちな表記を使用するのは問題外として、ページごとに表記が違うようなことも避けるようにします。検索エンジンのためではなく、ユーザーのためにサイト制作をおこなうということを再確認しておきましょう。
ユーザーの混乱を避ける
表記を統一することでユーザーの混乱を避けます。同一のことを表現するためにまちまちな表記していた場合、これがユーザーの混乱を招き、機会損失につながる可能性があります。また、ユーザーが微妙な違和感を感じ、これが機会損失つながる可能性があります。ユーザーを混乱させないためにも、表記は統一しておきます。
テーマによるアルゴリズムに対応する
表記を統一することで検索エンジンのテーマによるアルゴリズムに対応します。テーマによるアルゴリズムは、サイト内の全体を通して頻繁に出現するキーワードをもとにサイトのテーマを推測します。このとき、重要なキーワードがまちまちに表記されていた場合、検索エンジンによる評価が適切におこなえなくなる可能性があります。このようなことを避けるためにも、表記は統一しておきます。
どうしても同義語や表記の揺れに対応したい場合には、用語集のページで対応するか、PPCを使用するのがよいでしょう。少なくともサイト内の主要なページについては、すべて表記は統一しておくべきです。

キーワード選定の実際

実際にキーワードを選定していきます。キーワードの候補はできる限り多くリストアップします。網羅性を重視し、サイト内で提供するサービスや情報に関連があると思われるキーワード・キーフレーズをできるだけ数多くリストアップします。

一般的な語から選ぶ
広い層からのアクセスを集めたい場合には、キーワードは一般的な語を選びます。一般的に、同じことがらをあらわす言葉が複数ある場合、もっとも一般的に使用されている言葉が、もっとも検索頻度が高くなります。
業界用語・専門用語は対象ユーザー層に合わせて使用する
対象ユーザーが業界内や関連業界に多い場合は、キーワードに業界用語や専門用語を選びます。対象ユーザー層の語彙に近い言葉をキーワードに使用することによって、対象ユーザー層のトラフィックを的確に誘導できます。
地域性のあるサイトではセカンダリキーワードに地域名を使用する
発信する情報や提供するサービスに地域性がある場合、セカンダリキーワードとして地域名を使用します。また、単なる地名や地域名だけでなく、道路名や近隣のランドマーク名がキーワードになることもあり得ます。例えば「青山通り」や「東京タワー」などです。
方言はサイトの地域性に合わせて使用する
特定の地域に特に関連の深いサービスや情報を提供している場合、その地域の方言もキーワードになり得ます。例えば「苦瓜」と「ゴーヤー」などという場合、方言である「ゴーヤー」をキーワードに含めることが有効なことがあります。
同義語はユーザーの使用頻度の高いと思われるものを優先する
対象となるキーワードに、「ガーデニング」と「園芸」などの同義語が存在する場合は、一般的に使用頻度が高いと予想されるものか、または対象ユーザ層の語彙に近いと予想されるものを使用します。
短縮語はユーザーの使用頻度の高いと思われるものを優先する
対象となるキーワードに、「コスメ」と「コスメティック」、「アプリ」と「アプリケーション」などの短縮語が存在する場合は、一般的に使用頻度が高いと予想されるものか、または対象ユーザー層の語彙に近いと予想されるものを使用します。
省略語はユーザーの使用頻度の高いと思われるものを優先する
対象となるキーワードに、「DB」と「データベース」、「RE」と「ロータリーエンジン」などの省略語が存在する場合は、一般的に使用頻度が高いと予想されるものか、または対象ユーザー層の語彙に近いと予想されるものを使用します。
カタカナ表記の揺れはユーザーの使用頻度の高いと思われるものを優先する
「ユーザビリティ」「ユーザービリティ」「ユーザビリティー」「ユーザービリティー」のような、カタカナ表記に揺れのあるキーワードは、最も使用頻度が高いと思われるものに統一して使用します。
送り仮名表記の揺れはIMEの初期状態での変換を優先する
「引越」「引越し」「引っ越し」のような、送り仮名表記に揺れのあるキーワードは、WindowsのMS-IMEの初期状態での(学習していない状態での)変換の第一候補に統一して使用します。ただし、業界内や関連業界内がターゲットの場合、業界内の慣習に従います。
性差による表現の違いは対象ユーザー層の語彙に合わせる
性差による表現の違いが起こりうる場合、対象ユーザー層の含まれる性別の語彙に近いと予想されるものを使用します。性別によって対象ユーザー層を分類できない場合は、より一般的な語をキーワードとして使用します。
年代差による表現の違いは対象ユーザー層の語彙に合わせる
年代差による表現の違いが起こりうる場合、対象ユーザー層が含まれる年代の語彙に近いと予想されるものを使用します。年代差によって対象ユーザー層を分類できない場合は、より一般的な語をキーワードとして使用します。

おわりに

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