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SEOの競合とその調査

最終更新: 2011年08月08日 15:16

競合サイトの調査は、戦略上の基本事項であり、SEOについても同様です。複数の競合サイトについて、ウェブサイト内で提供しているサービスや情報の内容、デザインなどを調査し、それらのうち参考にすべき点、足りない点などを洗い出します。競合サイトの状況把握は、自サイトの差別化戦略の基礎になります。

競合サイトの抽出

まずは調査の対象となる競合サイトを抽出します。調査対象はいくつあっても構いません。できるだけ多くのサイトを調査の対象とすることが目的ですので、時間と予算の許す限り多くのサイトをリストアップしていきます。競合サイトには、同業種のサイトのほか、業種は違うが同種の商品を扱っているサイトや、自社の商品に代替して使用できる商品を扱っているサイトなどがあります。

同業種のサイト
まずは同業種のサイトをリストアップします。同業種のサイトは、直接的に競合する相手ですので、調査の対象としては最も重要です。同業種の競合サイトをリストアップしていくポイントには、以下のようなものがあります。
  • オフラインで競合している会社のサイト
  • オンラインで積極的な展開をおこなっているサイト
同種の製品・サービス・情報を扱うサイト
同種の製品・サービス・情報を扱っているサイトについて調査します。同種の製品・サービス・情報を扱っているサイトとは、例えばメーカーと小売店のように、流通チャンネルが異なっているだけで扱っている製品が同じである場合などをいいます。また、商品の比較をおこなっているサイトのように、情報だけを扱っているサイトも、SEOの視点からは競合とみなすことができます。同種の製品・サービス・情報を扱っているサイトをリストアップしていくポイントには、以下のようなものがあります。
  • 同一の製品を扱っているが流通チャンネル異なるサイト
  • 情報だけ(または商品だけ)を扱っているサイト
代替製品・サービス・情報を扱うサイト
代替製品・サービス・情報を扱うサイトについて調査します。代替製品・サービス・情報を扱うサイトとは、自社の商品に代替して使用できる商品を扱っているサイトをいいます。例えばダイエット食品に対するダイエット器具や、受験予備校に対する家庭教師のようなもので、業種や業態は異なっていてもユーザー層やユーザーのニーズが競合しているものなどです。このような代替製品・サービス・情報を扱うサイトは直接的には競合ではないかもしれませんが、潜在的な競合であり、SEOの視点からはキーワードが競合する可能性のあるサイト群です。
これらのサイトについての調査をおこなっていくことで、ユニークなキーワードやコンテンツが見つかる可能性があります。

競合サイトの展開の状況

競合サイトの展開の状況について調査します。それぞれのサイトのオーナー企業がオフラインでどのような事業展開をおこなっているのかとは無関係に、オンラインでの展開のみを対象に調査をおこないます。調査する項目は、サイト上で提供しているサービスと、サイト上で提供している情報です。

提供しているサービス
競合サイトがサイト上で提供しているサービスについて調査します。提供しているサービスとは、販売、サポートなどのサービスや、それに付随する機能などをいいます。競合サイトが提供しているサービスにはどのようなものがあるのかをピックアップしていくことで、自サイトでのサービス展開を決定する指針にします。
提供している情報
競合サイトがサイト上で提供している情報について調査します。サイトで提供している情報の種類と量と質は、SEOの視点からはサービスの提供と同等以上のウエイトをもちます。
一般的にサイト上で提供されている情報には、商品についての情報はもちろん、関連したトピックや導入事例、FAQ、用語集などがありますが、これら以外の情報が提供されている例も数多くあります。競合サイトがどのような情報を発信しているのかを調査することで、自サイトでの情報発信の内容を決定する参考にします。

競合サイトの強みと弱み

競合サイトの強みと弱みについて調査します。競合サイトの強みと弱みを把握しておくことが、自サイトの位置づけや方向性などの戦略を立てていく基礎となります。

競合サイトの強み
それぞれの競合サイトの強い部分を調査します。業界内で突出した強みをもつサイトについては、その強みの影響や、アイデアの優れた点などを参考にします。または突出した強みを持つサイトがすでにオンリーワンの地位を築いていて、それを超えることが現実的でない場合には、その部分でのバッティングを避けるような方針を打ち出すことも可能になります。
  • 競合サイトの強い部分を参考にし、自サイトの強化につなげる
  • 競合サイトの強い部分とのバッティングを避け、自サイトでは独自の方向性を打ち出す
競合サイトの弱み
それぞれの競合サイトの弱い部分を調査します。なぜその部分が弱みになっているのかを分析し、自サイトではその部分を克服できるようにします。また自サイトのほうが圧倒的に優れている部分がある場合には、その部分を軸に差別化を図っていく方針を打ち出すことができます。
  • 競合サイトの弱い部分を参考にし、自サイトの強化につなげる
  • 競合サイトの弱みが自サイトの強みである場合には、差別差戦略を採用する

競合サイトのキーワードの調査

競合サイトのキーワードとウェブポジションを調査します。これによって、競合サイトがどのようなキーワードを使用しているのかを知ることができるほか、自サイトで想定していなかったキーワードを抽出することができます。

キーワードの調査は、実際に競合のサイトにアクセスしておこないます。各ページのtitle要素の文字列や、アンカーテキスト、見出し要素の文字列などをもとに、使用しているキーワードを抽出し、リストアップしていきます。このとき、プライマリキーワードだけでなく、セカンダリキーワードについても同時に調査しておくことで、自サイトで使用するキーワードを選定するときの材料になります。

セカンダリキーワードとは、and検索でヒットさせたいサブのキーワードのことをいい、地名や地域名、近隣のランドマーク名のような地理的な条件を示すものと、高性能、低価格、無料、といった商品の特性や価格を示すものがあります。地理的な条件を示すセカンダリキーワードとして代表的なものは以下のようなものがあげられます。

地名
「港区」「渋谷」「青山」
地域名
「東京」「関東」「東日本」
道路名
「御堂筋」「青山通り」「四条」「甲州街道」
地域の通称
「ミナミ」「新世界」
近隣のランドマーク名
「ディズニーランド」「通天閣」「新宿西口」

商品の特性や価格を示すセカンダリキーワードとして代表的なものは以下のようなものがあげられます。

  • 性能
  • 高性能
  • 品質
  • 高品質
  • 価格
  • 低価格
  • 格安
  • 激安
  • 無料
  • 比較
  • 情報
  • 見積もり

このほかにもサイトの性質によっては数多くのセカンダリキーワード群が考えられるため、できる限り漏れなく抽出していくようにしましょう。

ウェブポジション(検索順位)と被リンクの調査

抽出したキーワードをもとに、競合サイトのウェブポジションを確認します。ウェブポジションの確認はキーワードを軸におこない、上位にどのようなサイトが表示されるかをリストアップする方法でおこないます。このようにすることで、数多くのキーワードで良好なポジションを獲得しているサイトを見つけ出すことができ、サイトの構成やコンテンツなど、自サイトの制作時の参考になります。

また同時に、競合サイトの被リンクの状況についても調査を行っておくことで、自分のサイトに必要となるコンテンツの質および量や、リンクキャンペーンの規模などを想定するための比較対象にすることができます。

おわりに

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