役に立たないどころか害悪になる可能性の高い有料リンクやスパムリンクですが、どうしても興味があるという人は多いでしょう。この記事では、有料リンク販売業者がリンクを集める方法を解説するとともに、自分でそうしたリンクを集めるためのガイドを提供します。ただしくれぐれも、これはバッドノウハウであって非推奨であることにご注意ください。

なぜリンク販売業者は売るほどリンクがあるのか

ことの善し悪しや効果のほどは別として、現在では有料リンクはSEO手法としてすっかりおなじみのものになっています。業種やキーワードによっては、現実問題として有料リンクに頼らざるを得ないケースも、少数ですがあるでしょう。また格安のSEOサービスの大半は、有料リンクによる施策を中心としています。

ここで気になるのは「なぜ業者は売るほどのリンクを持っているのか?」ということでしょう。そこでこのエントリでは、販売するためのリンクの調達方法について解説してみたいと思います。リンク販売業者による有料リンクの調達方法にはある種の類型があり、業者はそれらのいずれかの方法(または複数の方法の組み合わせ)でリンクを調達しています。

有料リンク業者によるリンク元の調達方法

それぞれの方法を以下に示します。数字の若いものほど手軽で、下に行くほど高度化します。記事の最後に自分で似たようなことをする方法も軽く紹介しています。

1. 世界中のFFAリンクサイトに登録しまくる

自動登録リンク集や自動登録ディレクトリのような、誰でも自由にリンクを設置できるサービス(FFAリンク、Free for All Links)を使用し、世界中のFFAリンクに登録しまくる方法です。自動登録ツールとFFAサイトのリストさえ購入すれば誰でも参入できるという特徴があります。

2. ゲストブックやコメント欄に投稿する

掲示板、フォーラム、ゲストブック、ブログなどの中には、静的に見えるURLで運用されており、適切な管理がされておらず、かつ投稿されたリンクにnofollowが設定されていないようなものも、世界中に数多くあります。これらを自動で巡回・リンク投稿を行う方法です。

3. 国内外の無料スペースを使用する

国内・海外を問わず、各種の無料ホームページスペースや無料ブログスペースに大量のアカウントを開設し、有料リンクを含めたコンテンツ(ほとんどはワードサラダ)を設置する方法です。自動化が容易で費用もかからないため、格安のサービスに多く見られます。

4. オールドドメインのトップページを使用する

すでにリンクポピュラリティのある中古ドメインを購入し、それを有料リンクの媒体にする方法です。IP分散またはドメイン分散を謳う格安サービスの大半はこれが該当し、ほとんどはトップページしか存在しないサイトで、トップページ1ページから50から200程度の発リンクが設定されています。

5. 発リンク用のサイトをオールドドメイン上に構築する

新たなコンテンツ(たいていはCMSを使ったワードサラダ)を制作し、すでにリンクポピュラリティのある中古ドメイン上に掲載することで、それを有料リンクの媒体にする方法です。ドメイン分散やリンク元コンテンツとの関連性を謳うサービスに多く使用されているようです。

6. リンクネットワーク構築ツールを使用する

被リンク獲得ツール、といった名称でサービスを提供し、ユーザーのサイト同士でリンクファームを構築するのと同時に、ユーザーのサイトに有料リンクを挿入する方法です。ほとんどの場合、ユーザーが発リンクを含むソースをダウンロードして自分のサイトに設置するタイプですが、まれにはサーバへのFTPアクセス権を提出して作業を自動化するものもあります。

7. リンクウエアのコードに有料リンクを含める

ブログパーツやアクセス解析ツール、テンプレート、スクリプトなどのリンクウエアを配布し、ユーザーがサイトに設置するコードの中に、配布元サイトへのリンクだけでなく、有料リンクも同時に含める方法です。有料リンクのリンク先を業者所有のドメインとし、そこから顧客のサイトへリンクをリダイレクトするような巧妙なものもあります。

8. 第三者のサイトから買い付けたリンク枠を転売する

既存のニュースサイトや個人サイトなどと交渉し、有料リンクを設置するための枠(広告枠のような扱い)を買い付け、そのリンク枠の中に有料リンクを設置する方法です。リンク元となるサイトの所有者との交渉が必須なので、広告代理店や有名SEO会社が取り扱っていることが多いという特徴があります。

9. 自社運営のCGMサイトに有料リンクを設置する

無料ブログサービスなどのようなCGMサイトを自社運営し、そこでユーザーが作成したコンテンツ上にテキストリンク広告を挿入する方法です。多大なリソースとコストが必要です。

10. 複数の人気サイトを自社運営する

自然にリンクポピュラリティが高まるような仕組み(リンクウエアの配布や無料ツールの公開など)を施した人気のあるサイトを複数運営し、それらのサイト上に有料リンクを設置する方法です。難易度も高く時間もかかる反面、巧妙に行えば、これを検索エンジンが完全に見破るのは難しいと思われます。

自分でスパムリンクを集める方法

僕は基本的に、リンクを買うことはお勧めしません。しかし一方で、業者がリンクを調達する仕組みを「知る」ことにはいくらかの意味はあります。そのリンクが本当に魅力的なものなのか、自分で判断できるようになるからです。また、場合によっては自分で施策することも可能になります。

スパムそのものといったろくでもない被リンクは、次のリンクを参照することで、すべて自分で、時間をかけることもなく、無料または数千円からの費用で、何十万でも何百万でも好きなだけ、世界中からバックリンクを稼ぐことができます。スパムリンクの性質を知りたければ、自分で試してみるのが一番でしょう。

なお念のために申し添えておきますが、もし上記のようなツールのご利用を検討される方がいらっしゃいましたら(いないとは思いますが)、くれぐれも自己責任でお願いします。ちょっと試してみようと考えるような場合でも、長期の運営を予定しているサイトでいきなり試すのはお勧めできません。

また、これらのスパムリンクをそのまま使うのはあまりにも能がありません。本格的なスパム業者は徹底したリンクロンダリングを実施することに注意してください。ちゃんとした被リンクが欲しいという場合には、SMOを中心に被リンク構築の手法は確立されてきています。