多くのページから同一のアンカーテキストでリンクを張られているページは、そのキーワードに対する評価が高いものとしてスコアリングすることができます。そのため、ターゲットとするキーワードでの多くの被リンクを集めることが、検索結果の向上につながります。

リンク元が用いるアンカーテキストから適合度を算出

アンカーテキストとは、リンクのラベルのことで、発リンクの際のa要素の内容にあたる部分の文字列のことをいいます。多くのページからキーワードを含むアンカーテキストでリンクを張られているページは、そのキーワードに対する評価が高いものとしてスコアリングされます。下記の例では、文字列「阪神タイガース」の部分がアンカーテキストです。

<a href="URI">阪神タイガース</a>

上記の例では、参照されるリンク先のWebページは「阪神タイガース」について詳しく書かれているものであると考えられます。そのため、Webページがどのようなアンカーテキストで被リンクを受けているのかを調べることで、キーワードとWebページの内容の適合度を測る指標となります。これをアンカーテキスト連関と呼びます。

アンカーテキスト連関とは

アンカーテキスト連関とは、リンクに用いられるアンカーテキストがリンク先のWebページの内容を示す説明文であるとして、被リンク先のアンカーテキストの内容からキーワードとWebページの適合度を測るスコアリングアルゴリズムです。

アンカーテキスト連関については、過去のGoogleのサイト内に次のような説明がありました。これは、検索に使用されたキーワードと、ページ内のテキストかアンカーテキストと一致することが、検索結果に表示される条件になるということを説明しています。

多くの検索エンジンとは違い、Googleでは入力されたキーワードのすべてがテキストかリンクアンカーと一致するページだけを検索結果に表示します。これで無関係な検索結果にストレスを感じることはもうありません。

リンクのラベルをわかりやすくする

検索エンジンはリンクの起点に使用されているa要素の内容の文字列(アンカーテキスト)を解析し、このアンカーテキストに使用された文字列と、リンク先のページを関連づけます。アンカーテキストにはリンク先のウェブページのキーワードを含んだ文字列を使用することで、リンク先のアンカーテキスト連関による重みづけを最大化することができます。

次の例でいうと、リンク先である”tigers.html”と、リンクの起点となるページに記述されたアンカーテキスト”阪神タイガース”は関連づけられ、”tigers.html”はキーワード”阪神タイガース”で検索された場合のスコアが上昇します。

<a href="tigers.html">阪神タイガース</a>

リンク部分のテキストには、リンク先の情報を的確に表す文字列が使用されるべきです。リンクの先にある情報がどのようなものかを予想しやすいリンクになっていれば、ユーザーは自分の求める情報を容易に探し当てることができるようになります。

文章中のアンカーテキストのよい例
詳しくは<a href="seo.html">検索エンジン最適化</a>を参照してください。
文章中のアンカーテキストの悪い例
検索エンジン最適化についての詳細は<a href="seo.html">こちら</a>。

上記の悪い例のようにリンクの文字列が「ここ」「こちら」「クリック」などという文字列ばかりだった場合、ユーザーはリンクの周囲の文章をすべて読まなければ、リンク先の情報を予想することができません。そのページを斜め読みして次のページに移る、というウェブ上での基本動作に支障をきたしてしまいます。

リンクのラベルは、わかりやすく、リンク先の情報を容易に想像できるように、そしてリンク先のページのキーワードを含めるようにします。わかりやすいリンクのラベリングで得られる利点は次のようなものです。

  • ユーザーがリンク先の情報を予想しやすくなる
  • 検索エンジンがリンクに使用された文字列とリンク先のページの関連をもとにした適合度の計算をしやすくなる

アンカーテキストへの過度のキーワードの詰め込みは避ける

アンカーテキストの最適化はサイト内のキーワードマッチングを高める上で非常に強力ですが、だからといってアンカーテキストに過度にキーワードを詰め込むことは避けてください。特にナビゲーションメニューのようにリンクが連続するブロックの中で、過度に同じキーワードを繰り返すことは避けるべきです。

避けるべき状態の具体例についてはメニューへのキーワードの詰め込みを排除するで述べていますが、こうしたキーワードの詰め込みはペナルティの発動につながりやすいだけでなく、ユーザビリティの悪化にもつながります。アンカーテキストはユーザーに対しての「わかりやすさ」を第一にしつつ、キーワードが適度に含まれるように設定するとよいでしょう。